予想問採点者に聞く「差がつく問題」

センター試験も終わり、2次試験まであと1か月弱のこの入試直前期。あなたはどんな対策をしているだろうか?

速報!東大特講√T・京大特講√K 『予想問演習』「採点・アドバイスサービス」からの東大・京大受験生の現状 ~文系編~

 東大特講・京大特講の「直前対策講座」では、徹底した入試分析による良質な予想問と入試に即した解答用紙を用いて、本番さながらの演習ができる。特に『予想問演習』うち、第3回の演習問題の解答用紙を提出するとプロの採点者による採点が受けられるので、入試の「採点者に伝わる答案」になりえているかを今一度確認できるうえに、解答・解説にはない解答の評価や対策法、あなた個人の課題に焦点を合わせたアドバイスを手にすることができる。
 東大特講・京大特講編集部では、12月に第1期提出期間が終了したことから、第1期に提出された予想問題の答案の出来について、採点者にインタビューを行った。その結果、東大・京大をめざす受験生が、現在、どの程度の答案作成力を持っているのか、未完成な部分やつまずきやすいポイントはどこなのかなど、各科目の失点傾向や差がついた箇所が明らかになった。ぜひ参考にしてほしい。

※「採点・アドバイスサービス」は期間限定のサービスです。詳しくは、教材にてご確認ください。
※「採点・アドバイスサービス」の提出期間は、1/20~1/27、1/28~2/8(いずれも弊社必着)です。
※「採点・アドバイスサービス」ご利用のために、必ず1/30(土)までの入会お手続きをお願いいたします。
※「採点・アドバイスサービス」ご利用の答案は、2/8(月)必着で教材同送の専用封筒でご提出ください。受付後、約2週間で返送いたします。「採点・アドバイスサービス」を試験対策に活用するためにも、早めの提出をお勧めします。
※2/9(火)以降に受け付けたものは、採点せずお返しいたしますことをご了承ください。
※お申し込みは電話・ホームページからお願いいたします。

東大文系

東大文系の国語では、理由や指示語の内容の読み取り問題の対策を進めることや、答案での表現力を意識して完成度を上げていくことが、差をつけるポイント。
数学では帰納法を用いた証明問題の対策を行いたい。
地歴では大論述で対策不足がうかがえた。苦手意識がある場合も、ここに力を入れることでライバルとの差をもっとつけることができるはずだ。
各科目の詳細な出来については、以下の科目ごとの解説を参考にしてほしい。

【東大英語】第一問の長文の要約、第二問の英作文の論理構造、第四問の不要語の問題で差がつく!

第一問の長文の問題では、(A)の要約の問題で結論に言及できていなかったり、解釈を拡大しすぎているなど、文章の論点と逸れた内容に要約していた答案もちらほらあった。(B)は出来が悪く、特に(4)は5人に1人程度しか正解できていなかった。
第二問の英作文では、(A)の出来があまりよくない。特に、because以降の内容が、例えば「なぜなら評価を受けた方が先生にとってよい」など、論理的におかしい日本語や理由説明になっていない答案がめだった。(b)は割とできていたが、指定の語数をオーバーしていたり、前置詞の使い方を誤っている答案も見受けられた。
第三問のリスニング問題では、(A)と(B)の出来がよかったが、(C)から差がついた。
第四問では、(A)は(4)と(5)の正答率が低かった。(B)は、自然な日本語になっていない答案が多く見受けられ、(2)ではcompanyを「仲間」と訳す誤答が多かった。(3)の出来が一番出来が悪く、「needlessly I thought」などの挿入句の意味を正確に読み取れていない答案がめだった。
第五問では、(3)の不要語を含んだ並び替えで、不用語を排除していないミスのある誤答が見受けられたが、他はよくできていた。

編集部から
中でも気になった誤答が長文問題だ。長文では、設問文で何が話題になっているかを常に意識して読解できたかどうかが、答案の記述へ如実に表れた。段落構成を解答する問題の得点が低いということは、論旨を読み取れなかった受験生が多いということ。しかし、本問は専門的な単語の知識がなくても具体例を読み取ることによって、全体の論旨を把握し設問に対応することは可能な問題であった。東大受験生レベルの基本的な論理的思考力があれば、ある程度は文脈から得点可能なはずである。一読して不案内なテーマであったとしても、最後まで諦めずに論旨を追いたい。
【東大国語】第二問(A)や第三問などの説明問題で、細かい知識を書けていない答案がめだつ!

第一問の現代文では、(四)で点を落とした答案が多かった。(六)の漢字の問題では、トメハネをきちんと書いておらず減点される答案が多く見受けられた。また、例えば設問文が「~とはどういうことか?」となっているのに対して、「~ということ。」と答えるように、設問文の問い方に合わせた答え方をできていない答案もたまにあった。
第二問の古文は、全体的にできていた。(一)は主語・目的語を適切に補っている回答が多い一方、(五)は主語を取り違えている解答が多く見られた。また、「恥づかしき」「かたはらいたし」などの重要古語の知識不足で失点している例も少なくなかった。
第三問では、(四)の出来が特によかった。逆に(三)と(五)では誤答も多く、どちらも「此」という指示語の指す内容を正確に読み取れているかどうかで差がついている。 第四問では、大きな差はつかなかった。(一)は全体的にできていたが、(四)では誤答がめだった。

編集部から
英語同様に、設問の問われ方を無視した解答は論外だ。基本中の基本を大切にしよう。
現代文で差がついた問題(四)は、傍線部を問題文全体でどのように定義されているかを端的にまとめ直す問題だ。傍線部の前後だけを見て単に当てはまる箇所を抜粋するのではなく、筆者の主張を踏まえて端的に(場合によっては別の言葉を創出して)まとめることが必要になる。東大受験生となれば、問題文の読解の際、すでに筆者の主張や文構造などはまとめながら取り組む人がほとんどであると思うが、そういったメモを活用しながら、解答要素が漏れていないかを解答作成後に冷静に見直しておきたい。
【東大数学】第1問は絶対完答、第2問、第3問でどれだけ取れるか!

第1問は最大・最小の問題で、9割くらいの答案で満点。一部答案で文字の置き方がまずいものが見られた。
第2問は証明問題。(1)では係数を比較してα、βを求める答案がほとんどで、必要性が示されているものは少ない。(2)は帰納法を使おうとしているものの、途中で混乱し半分くらいが最後まで至っていない。(3)は解答・解説のように示せているものは少なく、言葉だけで説明しているものがほとんどで、ほぼ点を取れていなかった。
第3問は確率の問題で、まれに周の長さ3を1辺の長さに勘違いして0点になっている答案もあった。本解のように場合分けした答案では、途中で場合分けのヌケモレがあって満点が少なかった。完答できた答案は半分程度。
第4問は放物線の問題で、ほとんどの答案が0点だった。

編集部から
全体を通じ、第1問は絶対取るべき問題、第2問、第3問で差がつくと言えるだろう。
 第1問のように、求められていることが明解なうえに、場合分けなども考えやすい問題は確実に得点したい。文字の定義を説明する部分など、ケアレスミスには注意。
 差がつくポイントになる第2問、第3問は問題文で問われていることを正確に読解できるかどうかが鍵だろう。また、過去問では見たこともない形式が出題されることもあるが、多くの問題では、前の小問で問われていることが次の小問を解くための前提条件として提示されている場合が多いので、それをヒントにして粘りたい。
 東大数学では完答がほとんど発生しないような難問も出題されることがある。このような場合は取捨選択の見極めが肝要だ。どの程度まで時間をかけるのか、自分なりに目安を持っておこう。
【東大日本史】第二問(A)や第三問などの説明問題で、細かい知識を書けていない答案がめだつ!

第一問はよくできている。しかし、論点とずれた内容を書いている答案も見受けられた。
第二問の出来はあまりよくなかった。(A )では、倭寇のことを単なる海賊だと理解して記述している答案も多く見受けられた。設問(B)では、「中継貿易」という言葉は多くの答案で書けていたが、キリスト教徒の関わりにまでは触れられておらず、内容が不完全な答案が多かった。
第三問では、資料(1)から商品価格の地域差を読み取れていない答案がめだったが、(2)は正答率が高かった。
第四問では、設問(A)では細かい知識問われているためか、出来があまりよくなかった。特に、自由民権運動についての記述になってしまった誤答が多く見受けられた。

【東大世界史】論述問題で内容不足やミスが見られた!

第一問の論述問題は、そこそこできていた。多かった誤答は、「反省」の内容の取り違え。第二次世界大戦を引き起こしてしまったこと自体が反省だ、または国連が機能しなかったことが反省だなどの誤答がめだった。また、指定語句の「大西洋憲章」の使い方で誤りが多く、特に「大西洋憲章」と国連の設立を絡めて書いた誤りが多く見受けられた。全体的にまだ大論述に不慣れなことが答案からうかがえた。
第二問は、(1)の出来はあまりよくない。(a)については、解答に必要な内容が抜けていたり、 (b)は問題文が抽象的で答えにくかったようだ。 (2)については、明確な説明となっていない答案も目立つ。(3)のキューバ史は、(a)では、「保護国」ではなく「植民地」と書いた答案が多かった。
第三問では、(11)で「ウィーン会議」という言葉は書けていたが、その際に「戦争で勝利した」という内容が入っていない答案がめだった。

【東大地理】十分な要素を書ききれていない答案がめだつ!

第1問のオーストラリアについての問題では、データの読み取りなどはできていたが、記述問題で一歩踏み込んだ解答ができていない答案がめだった。B(2)では、「地形に触れながら」という指示をうまく生かせていない答案が多く見られ、C(2)では、政策転換をきっかけとしたオーストラリアの変化について指定語句を因果関係でつなげて論述できていない答案もあった。
第2問の記述問題については、言葉足らずで失点をしている答案が多く見られた。A(2)では、域外からの貿易参入が難しくなることを理解していても、その問題点を的確な用語を用いて説明できていなかったり、B(2)では、船舶の輸出が多いということを理解しつつも、背景となる(ク)の特性と組み合わせて説明していない答案が多く見受けられた。また、B(5)では、工業製品の付加価値の高さを考慮していない答案がめだった。
第3問のプランテーション農業に関する問題は正答率が高かったが、指定語句を因果関係でつなげていなかったり、データを読み取った上でその背景を探ることが不十分な答案も見られた。B(3)では、モノカルチャー経済の問題点について経済的な問題が明確に示されていない答案もめだつ。また、C(2)では、生産量に対する輸出量の割合が高いということの背景である国内消費量を指摘できていない答案もあった。

編集部から
地歴教科は他教科と比較して手が回りにくいためか、知識項目で失点している答案がめだった。これからの追いこみ時期に最も得点を伸ばしやすい部分であるだけに、基本的な知識である暗記項目、重要単語は改めて押さえておこう。
なお、論述問題で、論点が押さえられていなかったり、含めるべき要素が漏れているなど、前提条件を踏まえていない解答や、日本語として論理的な文章が破綻している解答が目立ったようだが、これは論外である。これらは地歴教科に限らず、問題を解く際に必要な、基本的な力だろう。意識的に心がけるだけでかなりの部分を防ぐことが可能であるため、「今、問われている論点は何か?」「論理的な筋道は立っているか?」ということを常に自身に問いかけながら論述にあたりたい。

京大文系

英語では、英作文、特に「煙に巻く」など日本語の意味を踏まえて意訳する問題の出来が、他の受験生と差をつけられるポイントだ。
また、国語で大きく差がついたのは、文章中にストレートには表れていない筆者の根本思想を踏まえたうえで、本文全体の趣旨を答える問題。
数学では、整式の問題で差がついた。
前期の問題は苦手意識を持っている人も多いかもしれないが、その場合でも特に対策を進めておきたい。

【京大英語】第一問の長文の要約、第二問の英作文の論理構造、第四問の不要語の問題で差がつく!

第I問、第Ⅱ問の和訳では、まず、長い句、節の修飾関係がつかめていない答案が多く見られた。第I問(1)such as a bereavementの句とso extreme…childの節が何を修飾するかがわかるかどうか、第II問(3)ではWhenever I read about…or bothまでが1つの副詞節を成しているとわかるかどうかで大きく差がついた。
第I問(2)でless good reasonを「よい理由が少ない」と訳出しているものや、第II問(1)のthe surprisesを単に「驚き」とだけ訳出している答案など、文脈を踏まえた訳語を使用できていない答案も多く見受けられた。
第III問の英作文では、問題文の日本語の意味を勘違いしているものがめだつ。例えば(1)の「煙に巻く」、「受け売り」や(2)の「思い出に浸る」などの日本語での意味を正しく理解していないと思われる解答もあった。細かいところでは、冠詞のミスが多く見られた。(2)では、「プレゼント」は特定されないのに、the presentとしてしまっている例など、時制や単数・複数などの細かい文法ミスによって減点されるものも見受けられた。

編集部から
やはり差がついたのは、文脈をふまえた英訳ができるかどうか、英作文での「出題文の日本語⇒平易な日本語」への置き換えを正しくできるかどうかなど、根本的な国語の基礎力が結果に表れる問題のようだ。
英語とはいえ、文章の構築に必要な力は国語と共通だ。英語という教科の枠に気負い過ぎることなく、シンプルに考えれば、全体の文章の流れがおかしい点や論理的に意味が通らず破綻していることに、気づくことだろう。最後に冷静な視点で確認することを心がけたい。
【京大国語】第一問(5)のような本文全体の趣旨まで求められる問題の出来に課題!

第一問の評論では、問五の出来がよくなかった。筆者が結論を導くに至るまでの具体的な説明内容と、それらを踏まえた抽象的なまとめの部分の両者を読解して、本文全体の趣旨である「身体が非―知,非―理性の領域にある」という内容を説明できているかどうかで差がついた。
第二問の随筆では、問一の正答率が高かった。しかし問二~問四で出来が悪くなっている。特に問二や問三で、本文中の文章をそのまま書いてしまったために減点される解答が多く見られた。必要なポイントを自分の言葉でうまく言い換えることができるかで差がついている。また問二では、間接的自己主張に特化した説明になっているために減点される解答が多く見られた。問四では、知人の状況について言及していないために大幅に減点されてしまう解答がめだった。
第三問の古文では、問二の正答率が高く、慣用表現の理解の深さが見られた。ただ、問一では、樫の実についての文章だととらえている誤答も多かった。問三(理系の問四)では「夫に先立たれた」ということは書けているが、心情が推移する前の尼の状況について説明されていない答案が多く見受けられた。

編集部から
京大国語ならではの特徴的な設問で差がついたようだ。京大の現代文は文章の根底にある筆者の根本思想や、前提となる教養知識を踏まえたうえで、論旨が問われる。要するに、文章中の一部分を抜粋するだけでは、採点基準をすべて満たすことが難しいのだ。この点をよく理解して対策を行っているかどうかが、解答の出来にそのまま表れている。
【京大数学】第5問は落とせない。第1問~第3問でどれだけ点数を取れるかで差がつく!
第1問の計算問題では、問1で多くの答案が解と係数の関係を使えていたが、得た式を代入しやすくするために、見通しよく変形することができたか否かで点数に差がついた。問2では、何を説明しているのかがわかりづらく、なおかつ答えも間違っている答案が多く見られた。
第2問の比較的抽象的な幾何の問題では全体的に苦戦している答案が多かった。
第3問の整式の問題では、背理法や対偶を用いることは見抜けたが、その後どうすればよいのかわからずに解答が終わっている答案が多数あった。
第4問は放物線と直線で囲まれる面積の問題は、全体的に出来がよかった。積分による面積計算をきちんと出来ている答案が多かったが、計算ミス等をして取りこぼすミスも多少見られた。
第5問は確率漸化式を立て、それを解く問題は、漸化式を立てる段階に至らない答案が非常に多かった。

編集部から
皆が得点できる比較的易しい問題は確実に得点し、それ以外では採点者の目を意識して、相手にわかりやすく伝えるという点を押さえられた答案がより得点できたようだ。採点者にわかりやすく伝えるためには、頭の中で一旦、論理構造を整理する必要がある。演習の際にこの点に配慮して対策してきたかどうかが、答案をアウトプットする際の差となって表れている。
【京大日本史】説明問題で観点が抜けている答案が多く、差がついた!
第I問の史料問題では、史料から推測する力が求められた問題は正答率が低かった。
第II問、第III問も用語を答える問題で、全体的に高得点を取れていた。しかし、短文の説明問題はあまりできていない。特に第III問(6)の荘園整理令についての説明はほとんどできていなかった。
第IV問の論述問題でも、差がついた。(1)の鎌倉・室町幕府の財政基盤についての問題では、幕府の財政基盤そのものの変化については解答できているものの、その背景に当たる「商業・金融業の発展」など、社会情勢の変化にまで踏み込んだ解答は少なかった。また(2)の近代の女性の権利拡張についての論述では、大正時代における女性運動の展開について大正デモクラシーとの関連や治安警察法改正などの観点から説明できている解答はあまりなかった。

【京大世界史】第Ⅰ問と第Ⅲ問の論述問題で差がつく!答案作成におけるケアレスミスにも要注意。
第II問、第IV問の用語を記入する問題はよくできていた。得点に大きく差が出たのは、第I問と第III問の論述問題。第I問では、プロレタリア文化大革命についてはよく書けていたが、中華人民共和国の成立から大躍進運動の破綻までについての説明まで踏み込んで記述できている答案は少なかった。文化大革命の終結については、毛沢東の死はほぼ書けていたが、改革・開放政策について触れられるかどうかで差がついた。
第III問では、イベリア半島について三つの地域の事例を挙げることはよくできている。しかし、コンスタンティノープルがオスマン帝国に滅ぼされたことが書かれているなど、指定語句を適切な箇所で用いていない解答もめだった。十字軍とその意義、東方植民とドイツ騎士団について論じられているかどうかでも差がついた。また、指定語句に下線を引き忘れるというケアレスミスも多かった。

【京大地理】第Ⅰ問(5)、第Ⅱ問(3)、第Ⅳ問(4)のように、地図や資料を読み取って記述する問いで差がつく!
第I問の地形図読図問題は正答率が低かった。(2)と(4)では、土地利用を読み取れていない解答が多く、(3)では問題文中の“旧地形図中に見える~”という文章を見落とし、新地形図をもとに解答している答案が多く見受けられた。また(5)では、地形図から正確に地形の特徴や土地利用を読み取り、上手にまとめられるかで大きな差がついていた。
第II問の産業分野の問題では、(2)・(4)はできていた。(3)は出来が悪く、工業化の特徴・具体策をすべて解答に盛り込めている答案がほとんどない。
第III問はよくできていた。しかし、(4)では海岸地形の名称が書けていても成因を正しく説明できていない解答や、(5)では移住の目的やプランテーションで生産される農産物について書かれていない解答も見受けられた。
第IV問は食料に関する農業問題や環境問題を問う内容だったが、出来がよくなかった。特に(4)は正答率が低く、なぜ問題文に“大干ばつの後”自給率が低下していったと書かれているのかを正しく読み取ったうえで解答しているものはほとんど見受けられなかった。

編集部から
日本史・世界史で共通して差がつくと言えるのが、論述問題。必要な解答要素を漏らしている答案がめだったようだ。あらかじめ、何が必要要件なのかを洗い出したうえで、解答作成に臨むとよい。
また、日本史・世界史・地理と共通していえるのは、知識と知識を組み合わせて因果関係を整理したり、類推して説明する問題で明らかな得点差がついていることだ。設問文で与えられた情報から物事の発生原因やそこから派生する出来事などを類推する癖、論理的に考える癖をつけておくことが重要といえよう。