予想問採点者に聞く「差がつく問題」

センター試験も終わり、2次試験まで約1か月のこの入試直前期。あなたはどんな対策をしているだろうか?

速報!東大特講√T・京大特講√K 『予想問演習』「採点・アドバイスサービス」からの東大受験生の現状

 東大特講・京大特講の「直前対策講座」では、徹底した入試分析による良質な予想問と入試に即した解答用紙を用いて、本番さながらの演習ができる。特に『予想問演習』のうち、第3回の演習問題の解答用紙を提出するとプロの採点者による採点が受けられるので、入試の「採点者に伝わる答案」になりえているかを今一度確認できるうえに、解答・解説にはない解答の評価や対策法、あなた個人の課題に焦点を合わせたアドバイスを手にすることができる。  東大特講・京大特講編集部では、12月に第1期提出期間が終了したことから、第1期に提出された予想問題の答案について、主要科目である英語・国語・数学の出来について、採点者にインタビューを行った。その結果、東大・京大をめざす受験生が、現在、どの程度の答案作成力を持っているのか、未完成な部分やつまずきやすいポイントはどこなのかなど、各科目の失点傾向や差がついた箇所が明らかになった。ぜひ参考にしてほしい。

※「採点・アドバイスサービス」は期間限定のサービスです。詳しくは、教材にてご確認ください。
※「採点・アドバイスサービス」の提出期間は、1/18(水)~1/25(水)、1/26(木)~2/8(水)(いずれも弊社必着)です。
※「採点・アドバイスサービス」ご利用のために、必ず2/1(水)までの入会お手続きをお願いいたします。
※「採点・アドバイスサービス」ご利用の答案は、2/8(水)必着で教材同送の専用封筒でご提出ください。受付後、約2週間で返送いたします。「採点・アドバイスサービス」を試験対策に活用するためにも、早めの提出をお勧めします。
※2/9(木)以降に受け付けたものは、採点せずお返しいたしますことをご了承ください。
※お申し込みは電話・ホームページからお願いいたします。

東大 文系 東大 理系

東大文系

【東大英語】差がついたのは第2問・第3問リスニング対策は必須

■各大問の出来は?
出来が良かったのは第5問であった。状況が把握しにくい小説文であったが、記号問題で解答の手がかりも多かったため、高い正答率に落ち着いたのだろう。しかし第1・4問の出来は芳しくなかった。第1問は、特に(A)の要約問題で解答を放棄しているものが散見された。また、第4問は難問揃いであり、(B)の和訳問題で文構造を正しく把握し高得点を収めているものは、ごく僅かであった。
■差がついたのは?
差がついたのは第2問・3問であった。第2問の自由英作文では、文法・語法のミスよりも、論理構築に成功したか否かで大きく差がついていた。第3問のリスニングは、半分以下の正答率のものと8割ほど得点できたものとで分かれていた。東大のリスニングは対策の有無が得点にはっきり表れるので、確実に準備しておこう。また、第1問(B)でも、段落整序問題の出来不出来が大きく分かれた。
■答案作成において目立ったミスは?
最も目立ったのは、答案の日本語の不自然さであった。日本語の主語・述語の関係が乱れるなど、訳文の整合性に気が回っていない答案が多かったので注意したい。また、第2問の自由英作文での語数不足(超過)もしばしば見られた。問題文の指示を無視することはあってはならないので、普段の問題演習でも注意を払う必要がある。

直前期の対策に向けて
第1問(A)の要約問題で解答を放棄しているものが多かったのは残念。試験直前までどの大問もまんべんなく対策を行おう。また、設問の指示を忠実に守り、記述問題の解答の見直しは必ずすること。小さなミスでも重なると大きな失点につながる恐れがある。
【東大国語】第二問・第三問で差がついた 文脈をふまえた現代語訳が必要

■各大問の出来は?
第一問では解答に盛り込むべき要素を満足した答案はほとんど見受けられない。誰もが書けている要素と誰も書けていない要素がはっきりしていた。第二問は東大特有の「内容がわかるように現代語訳せよ」という設問要求にしっかり答えている答案が少ない。単語帳や辞典に載っている訳語は所与の知識としていかに文脈に即した説明ができるかがかぎ。第三問でも問題文中に明示されている内容についてはうまく訳せているが、解釈についての説明が不十分なものが多く見受けられた。第四問(文系のみで出題)は他の大問と比較するとやや問題文の理解に苦しんだところが見て取れた。
どの大問も問題文そのものが高度で難解というよりは、書き上げた後、答案を注意して吟味できたかどうかで差がつくという印象であるので、もう一度解説を読んでどのような答案作成をすればよかったのか復習してほしい。
■差がついたのは?
第二問、第三問で差がついた。いずれも直訳だけでは満点をもらえない問題ばかりである。長い問題文の中のある一箇所に短い傍線を付しているのだから、これは単純な訳ではなく、文脈を踏まえた解答が求められていると考えるべきである。省略されている主語や目的語、指示語の内容に気を配れているかが大きな差につながると言っても過言ではないだろう。東大国語は解答欄の狭さが特徴であると言えるから、解答欄を埋められないときは明らかに不足要素があると考えるべきであろう。
■答案作成において目立ったミスは?
ミスではないが、丁寧に書かれていない答案が目についた。正解を書けていても、それが採点者に正解だとみなしてもらえなければ得点することはできない。字を丁寧に書くのは常識だが、文字の大きさ(1行に30字程度が目安とされる)に気を配る、消しゴムを使うときは前の文字が残らないようにきれいにする、誤字・脱字がないかチェックする、日本語の文章として成立しているか読み直す、そのために下書きをしてから書き始める、などは当然のことである。面接試験がない以上、試験官が受験生を知ることができる唯一の資料が答案だと考えれば自ずと雑な答案にはならないはずである。

直前期の対策に向けて
東大の古文・漢文では、「内容がよくわかるように言葉を補って現代語訳せよ」「どういうことか具体的に説明せよ」などの設問条件が付されることが多い。模範解答と自分の解答とを見比べて、正確な逐語訳をベースに、必要にして十分な言葉や説明を補えているかを確認する習慣をつけよう。答案作成力がアップするはずだ。
【東大数学】差がついたのは第2問 頻出の定積分を確実に

■各大問の出来は?
第1問(1)はほとんどの人が完答。(2)は論理的に説明できている答案は少なく、殆どが部分点どまり。第2問は絶対値の処理をうまくできている答案が半数といったところ。第3問(3)はきちんと一般の数について議論できている答案はわずか。 第4問はほとんどの答案が部分点を取れていたが、完答は少なかった。
■差がついたのは?
最も差がついた問題はやはり第2問だった。絶対値をうまく処理できるかどうかがポイントの問題であり、定積分を実行できれば、後は基礎的な微分の問題となっていた。定積分に関する問題は東大数学ではかなり出題される傾向にあるので、この問題は確実に点を取っていきたいところである。
■答案作成において目立ったミスは?
採点していて気になったのは、第1問(確率)や第3問(整数問題)といった、論証を要する問題だった。一般の数についての議論を、きちんと論理的に展開できている答案が少なかったように感じた。答案を作成する際は、すべての主張に対して根拠を示しているかを確認しながら、答案づくりを進めてもらいたい。

直前期の対策に向けて
直前期は、これまで養ってきた数学の力を本番ですべて発揮できるように、得点力を完成させる時期である。過去問や予想問を使って、本番で得点を取りこぼさないようにする練習を始めよう。せっかく解答の方針がわかっても、論理的に不十分なため減点されたり、不必要な計算ミスをしたりしていてはもったいない。第三者に採点してもらって自分の欠点を把握したり、自分なりの計算の見直しの観点を持つなどして、答案を仕上げる訓練をするとよいだろう。また、本番で得点できる大問を見極める目を鍛えるのも重要である。

東大理系

【東大英語】差がついたのは第2問・第3問リスニング対策は必須

■各大問の出来は?
出来が良かったのは第5問であった。状況が把握しにくい小説文であったが、記号問題で解答の手がかりも多かったため、高い正答率に落ち着いたのだろう。しかし第1・4問の出来は芳しくなかった。第1問は、特に(A)の要約問題で解答を放棄しているものが散見された。また、第4問は難問揃いであり、(B)の和訳問題で文構造を正しく把握し高得点を収めているものは、ごく僅かであった。
■差がついたのは?
差がついたのは第2問・3問であった。第2問の自由英作文では、文法・語法のミスよりも、論理構築に成功したか否かで大きく差がついていた。第3問のリスニングは、半分以下の正答率のものと8割ほど得点できたものとで分かれていた。東大のリスニングは対策の有無が得点にはっきり表れるので、確実に準備しておこう。また、第1問(B)でも、段落整序問題の出来不出来が大きく分かれた。
■答案作成において目立ったミスは?
最も目立ったのは、答案の日本語の不自然さであった。日本語の主語・述語の関係が乱れるなど、訳文の整合性に気が回っていない答案が多かったので注意したい。また、第2問の自由英作文での語数不足(超過)もしばしば見られた。問題文の指示を無視することはあってはならないので、普段の問題演習でも注意を払う必要がある。

直前期の対策に向けて
第1問(A)の要約問題で解答を放棄しているものが多かったのは残念。試験直前までどの大問もまんべんなく対策を行おう。また、設問の指示を忠実に守り、記述問題の解答の見直しは必ずすること。小さなミスでも重なると大きな失点につながる恐れがある。
【東大国語】第二問・第三問で差がついた 文脈をふまえた現代語訳が必要

■各大問の出来は?
第一問では解答に盛り込むべき要素を満足した答案はほとんど見受けられない。誰もが書けている要素と誰も書けていない要素がはっきりしていた。第二問は東大特有の「内容がわかるように現代語訳せよ」という設問要求にしっかり答えている答案が少ない。単語帳や辞典に載っている訳語は所与の知識としていかに文脈に即した説明ができるかがかぎ。第三問でも問題文中に明示されている内容についてはうまく訳せているが、解釈についての説明が不十分なものが多く見受けられた。
どの大問も問題文そのものが高度で難解というよりは、書き上げた後、答案を注意して吟味できたかどうかで差がつくという印象であるので、もう一度解説を読んでどのような答案作成をすればよかったのか復習してほしい。
■差がついたのは?
第二問、第三問は直訳だけでは満点をもらえない問題ばかりである。長い問題文の中のある一箇所に短い傍線を付しているのだから、これは単純な訳ではなく、文脈を踏まえた解答が求められていると考えるべきである。省略されている主語や目的語、指示語の内容に気を配れているかが大きな差につながると言っても過言ではないだろう。東大国語は解答欄の狭さが特徴であると言えるから、解答欄を埋められないときは明らかに不足要素があると考えるべきであろう。
■答案作成において目立ったミスは?
ミスではないが、丁寧に書かれていない答案が目についた。正解を書けていても、それが採点者に正解だとみなしてもらえなければ得点することはできない。字を丁寧に書くのは常識だが、文字の大きさ(1行に30字程度が目安とされる)に気を配る、消しゴムを使うときは前の文字が残らないようにきれいにする、誤字・脱字がないかチェックする、日本語の文章として成立しているか読み直す、そのために下書きをしてから書き始める、などは当然のことである。面接試験がない以上、試験官が受験生を知ることができる唯一の資料が答案だと考えれば自ずと雑な答案にはならないはずである。

直前期の対策に向けて
東大の古文・漢文では、「内容がよくわかるように言葉を補って現代語訳せよ」「どういうことか具体的に説明せよ」などの設問条件が付されることが多い。模範解答と自分の解答とを見比べて、正確な逐語訳をベースに、必要にして十分な言葉や説明を補えているかを確認する習慣をつけよう。答案作成力がアップするはずだ。
【東大数学】差がついたのは第2問 図形的条件を数式で過不足なく表現する力が必要

■各大問の出来は?
第1問(1)はほぼ全員が満点を取っていたが、(2)は半数ほどが手をつけつつも、証明を完成させている人は僅かであった。第2問は、かなりの人が(1)(2)とも正答にたどり着いていた。第3問は、(2)をきちんと一般の自然数について議論を出来ているものは少なく、(3)は正答できた人は一握りであった。第4問はかなりの人が、きちんと図形的条件を処理できており、出来はかなり良かった。第5問は(1)はほとんどの人が完答できていたが、(2)の証明に手をつけていない人が多かった。第6問は根拠不足の解答が多く、満点を取るものは少なかった。
■差がついたのは?
最も差がついたのは第2問だった。(1)を正しく変数を導入し、正答にたどり着いた人は、ほとんどがそのまま(2)も完答出来ていた。次に第6問である。これも、(2)でコツを掴んだ者はそのまま(3)も解けていた。が、きちんと一般の数に対する議論を出来ているものは僅かであった。
■答案作成において目立ったミスは?
今回では第4問のような、説明しづらい図形的な条件を、数式に置き換えてきちんと過不足なく説明する、ということが出来ていない答案が多かった。細かいところでは、新たな変数を導入したのに、その定義域を明示しないまま解答を終えるといったような、初歩的なミスも多かった。

直前期の対策に向けて
直前期は、これまで養ってきた数学の力を本番ですべて発揮できるように、得点力を完成させる時期である。過去問や予想問を使って、本番で得点を取りこぼさないようにする練習を始めよう。せっかく解答の方針がわかっても、論理的に不十分なため減点されたり、不必要な計算ミスをしたりしていてはもったいない。第三者に採点してもらって自分の欠点を把握したり、自分なりの計算の見直しの観点を持つなどして、答案を仕上げる訓練をするとよいだろう。また、本番で得点できる大問を見極める目を鍛えるのも重要である。