2次試験当日までの期間も残り少なくなった。今まで東大・京大合格をめざして努力してきたあなたには、ぜひ2次試験でも実力を発揮し、合格を勝ちとってほしい。
京大では、試験時間前「会場の外で待つ時間が長く、指先まで冷えきってしまった」という合格者の声が聞かれた。試験前に体力を消耗するのは避けたい。外に長時間いても指がかじかんだりしないように、防寒対策はしっかりしていこう。 一方で、寒さ対策を万全にしていったが、実際には会場が暖かすぎて困ったという声も東大・京大ともに聞かれた。 よって、どちらの場合にも対応できるように、簡単に着脱ができて温度調節ができる服装がおすすめだ。また、指先を温めるためにカイロを持っていくのもよい。「足用のカイロを持っていって正解だった」という声もあった。
東大・京大ともに試験の合間の休憩時間が2時間程度ある。昼食をとるだけでは時間が余るため、この時間に何をするかも重要となってくる。合格者は休憩時間に勉強した人と、しなかった人、どちらも存在したが、両者に共通しているのは不安を取り除いて自分を落ち着かせるようにうまくコントロールしていること。自分に合った方を選ぶといいだろう。
勉強をした人は、使い慣れた参考書やノートなどを持っていったという人が多数。直前に不安要素を見つけて焦ることのないように、いつも使っている物を持っていきたい。前日までに本番でチェックするページをあらかじめ決めておき、付せんを貼っておくと時間のロスが少ない。使い古したノートなどは、「これだけやったのだから大丈夫」と自分を落ち着かせる道具にもなる。
逆に勉強をしなかった人は、音楽プレーヤーを持っていった人が多数だった。気に入った音楽を聞いて気持ちを落ち着かせたり、周りの声などを遮断して集中するために使ったようだ。また、リスニング前に英語を聞いて耳を慣らすことも有効だろう。
試験会場で用語や単語などを調べたくなったという合格者が多かった。「急に古語や英単語を調べたくなったので電子辞書を持参すればよかったと思った」、「世界史の教科書を持っていき、気になったことをその場ですぐに調べられて、心が落ち着いた」という声が聞かれた。気になったまま試験開始を迎えることを避けるためにも、荷物が多くなりすぎない程度に調べられるツールを持参したい。
試験日に雨が降った場合に備えて、替えのソックスは持参しておきたい。会場に到着するまでに靴の中までぬれてしまい、足が冷たくなったまま受験を余儀なくされてしまう。また、時計が会場で止まってしまったという合格者も。万が一の場合に備えて、時計は2つあると安心だ。また、時計はデジタルよりもアナログの方をお勧めする。残り時間や試験開始からどれだけたっているかが視覚的にすぐわかる。
その他、常備薬も最低限は持参したい。前日や本番で頭痛・胃痛などを感じた場合でも、安心だ。また、特に前泊した合格者からは保険証を持参すべきという声も多かった。
東大合格者の中には「東大に向かう途中、受験生の列が予想以上に長く15分前に到着する予定が試験開始直前になってしまい、試験監督に注意されて焦った」、京大合格者の中には「駅からタクシーで会場に向かったところ、予想以上に道が込んでいて遅刻しそうになり、とても焦った」などの声があった。受験生が同じ時間に動くので、会場までの道や大学周辺のコンビニなどは予想以上に混雑する。また、「会場でトイレが非常に込んでいて時間をロスした」、「泊まったホテルは京大受験生ばかりで、朝食のレストランやエレベーターが大混雑だった」など、予想外のことが起こりやすい。万が一時間を取られても回復できる余裕を確保しながら行動するように心がけたい。
当日、ホテルなどで朝食をとり、普段食べないものを食べて気分が悪くなったという人も。前日や当日の食事は、万が一体調などを崩さないようにいつも食べ慣れているものをとるようにしたい。また、「前日の夜に熟睡できなかったので胃の調子が悪くなってしまいパンなどの朝食がとれなかった。お茶漬けを予約しておけばよかった」という声もあった。不安な場合は、お粥やお茶漬けなど、胃の負担にならないものをあらかじめ頼んでおくのも得策だ。昼食も普段の模試の昼食で食べるものと同じにするなどと、自分のペースを乱さないものを選びたい。また、個別包装のチョコレートやあめなども持っていると気分転換になったり、のどが痛くなった時などに便利だ。
会場に関しては、例えば東大では机が狭くて苦労したという声が、ちらほらあった。また、「机の幅が狭く、縦長の解答用紙が前の人のイスと自分の机の間に挟まって取れなくなった。前の人のイスを少し押して取ったが、破れるかと思ってヒヤヒヤした」、「解答用紙を折らないように言われ、狭い机でなんとか答案を書いた」、「隣の人が鼻をすする音でリスニングの時困った」、「隣の人の貧乏揺すりやペンを回すしぐさが気になった」など、会場では自分では防ぎようのないことも起こりうる。もしあまりにも試験に支障がある場合は、試験監督に相談するなどの対応も必要になる。
そして、本番では上記のような予想外のハプニングが起きてしまうことも念頭に置いて、事前の準備や余裕を持った時間管理など、自分がコントロールできる範囲においては十分に対策を講じておこう。