
東大・京大の前期試験が終わり、東大・京大受験者はまさに人事を尽くして天命を待つという心持ちなのではないだろうか。
初志貫徹し、妥協することなく東大・京大前期試験への努力を重ねたあなたの合格を祈るとともに、これまで積み重ねてきた努力をたたえたい。
国公立大の後期日程には出願しておらず、試験日以降は合格発表を待つばかりという受験生は、なかなか落ちつけないことだろう。実際、合格者の多くも「浪人覚悟で挑んだものの、思ったほど試験は手ごたえがなく、落ち込んでいた。(京都大工学部K.Hさん)」、「脱力感と無力感でいっぱいだった。東大の壁は越え難いものだと感じた。(東京大理科一類K.Fさん)」など、試験が終わって冷静に振り返るなかで、不合格ではないかと不安を感じていたようだ。実力がある故にできなかった部分を明確に把握できるからであろう。
しかし、まずは今まで頑張ってきた自分の努力を認め、達成感を味わいながら発表日を待ってほしいと思う。
一方、後期試験の対策をしていた合格者からは、燃え尽きてしまったり、気持ちを後期日程対策に切り替えられなかったり、やる気が起こらなかったりという声が多く聞かれた。東大・京大の前期試験に向けて努力を重ねてきたのだからうなずけることではある。だが、後期試験の受験を出願しているのならば、やはり気を抜かずに、全力を尽くして挑みたい。過去問を3年分程度は解いて傾向をつかんでおく程度の最低限の対策はせめてやっておくべきだ。やる気が起こらなくても、後期試験の独自性を楽しむくらいの気持ちで取り組むとよいだろう。
ほかにも、後期日程のみで課される小論文の対策を前期試験直後から始めたため、間に合わないのではないかと焦っていたという声も少なからずあった。まずは学校の国語の先生と、自分が受ける学部の学問分野の教科の先生に相談し、対策を重ねたい。もし、これからゼロベースで始めるのならば、以下の小論文の初心者向けのWEBサイトにある基礎を参考に、対策を進めていくこともオススメだ。
小論文教室
最後に、東大・京大合格者がとった、後期試験に向けてうまく気持ちを切り替える工夫を紹介する。どうしてもやる気が起きない場合は、ぜひ試してみてほしい。

京都大 工学部
K.Sさん
■リフレッシュする日を設け、ガス抜きをした
前期試験の出来が悪く、自信をなくしていたので気持ちの切り替えはスムーズにいかなかったが、2日ほど思いきり遊ぶ日を設けることでなんとか切り替えた。

京都大 教育学部
S.Tさん
■後期日程の大学へのモチベーションを上げる
後期日程で出願した大学(東大・京大ではない)の大学案内を読んで、入学後のイメージを持つことでモチベーションを上げた。

東京大 理科一類
S.Sさん
■勉強することで、受験モードをとにかくキープした
後期日程対策に何から手をつけていいのかわからない状況だった。とりあえず、英語の長文問題を前期の勉強と同じように毎日解いて、勉強から目を背けないようにした。

京都大 薬学部
Y.Mさん
■過去問を手に入れることで、スタートを切った
後期で受験する大学の対策を全くしていなかったので,とりあえず後期の赤本を買って気持ちを切り替えようとした。

東京大 理科二類
K.Sさん
■学校の先生と話すなど、気を紛らわせた
不合格や後期試験での失敗を考えて不安になり、うまく気持ちが切り替えられず、生物の先生と雑談をしながら対策を進めた。
いよいよ合格発表も間近に迫ってきた。ここまで努力を積み重ねてきたあなただから、ぜひ最高の一日にしてほしい。そこで、次回は編集部から合格発表日のオススメの過ごし方や、充実させるためのヒントとなる情報「充実した合格発表日を過ごすヒント」を紹介する。お楽しみに。