試験時間:(2科目で)180分 大問数:4題
与えられた実験結果を分析して考えをまとめていく問題が中心ではあるが,何よりも,生物の基本的な内容を正確に理解していることが重要である。また,複数の分野にまたがる問題が多いので総合的な理解が必要である。さらに,論述問題が多いため,短時間に文章をまとめる力が求められる。
設定条件をもとに計算する問題は頻出なので,データを正しく理解して確実に計算する力が必要である。また,グラフや模式図を描かせる問題も出題されるので描けるようにしておきたい。
| 科目 | 分野 | 小分野 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 |
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2 |
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3 |
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4 |
4 |
3 |
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※幅広い分野からの出題であるが,遺伝や分子遺伝は頻出である。
※複数の分野を総合した問題が多くなっている。
※選択分野である進化と分類,生物の集団が共通問題として出題されている。ここ数年,生物の集団に偏っている傾向がある。
| 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
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13 |
12 |
8 |
11 |
14 |
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2 |
3 |
1 |
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0 |
2 |
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8 |
6 |
15 |
3 |
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5 |
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0 |
1 |
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1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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3 |
8 |
33 |
7 |
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2 |
5 |
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13 |
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1 |
3 |
7 |
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7 |
8 |
7 |
5 |
※近年,図表の数が増えている。
※2007年度は空所補充による知識問題が少なかったが,2008年度は大幅に増加した。
※字数の多い論述問題が増加している。
2007年度に続き,字数制限のある論述問題はなかったが,実験結果を考察する論述問題,知識をもとにした論述問題とも,長文の解答が要求されている。長文になればなるほど,論点を明確にした解答をつくることが重要である。
特定の分野の細かい知識だけではなく,生物に関する幅広い知識に基づいて,個別の事例を考察する力が要求されている。よく知られた一般的な実験や目新しい実験などいろいろなタイプの実験を総合的に分析できるかが試されている。
選択分野については,ここ数年,生物の集団からの出題が続いているが,小問単位では生物の分類についても問われている。両者は選択問題ではなく共通問題として扱われているので,これらの分野に関しては両方とも学んでおくことが必要である。
| 大問 | テーマ | 難易度 | 内容と求められた力 |
|---|---|---|---|
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やや難 |
【出題内容】 ・ホヤの細胞質の極性と分化 ・細胞分化と調節タンパク質 【求められた力】 ・問題文に示してある条件や生物の知識をもとに実験データを分析する力 |
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標準 |
【出題内容】 ・嗅覚における嗅細胞の電位変化と順応 ・免疫における抗体のH鎖可変部の遺伝子の多様性 【求められた力】 ・神経における膜電位の知識をもとに,データを読み取る力 ・免疫,クローン作製,遺伝子の転写・翻訳,タンパク質の構造の知識を総合して,実験結果を解釈する力 |
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やや難 |
【出題内容】 ・常染色体上の遺伝子による遺伝疾患の遺伝 ・マーカー遺伝子を用いて,病因遺伝子の位置を割り出す 【求められた力】 ・遺伝の法則にしたがって優劣やホモ,ヘテロなどを判断する力 ・染色体の乗換えと遺伝子の組換えを理解した上で,膨大なデータを処理する力 |
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標準 |
【出題内容】 ・植物の群系と気温・降水量との関わり ・湖岸の植物群落と湖内の植物の生育の特徴 ・湖岸と海岸の植物の分類 ・生殖的隔離成立のしくみ 【求められた力】 ・植物の群系の基礎知識(観賞用植物の知識) ・植物の生活形や水界生態系の基礎知識 ・根粒菌や土壌の浸透圧など植物を取り巻く環境との関わりを論じる力 ・地理的隔離や生殖的隔離の基礎知識をもとにして実験結果を考察する力 |
※「難易度」は,全問題中での相対難易度。合格者の正答率が6割程度だと京大特講編集部が推測したものを“標準”とした。
京都大の生物の問題はすべて難問というわけではなく,用語の問題や論述問題の一部など教科書レベルの基本的知識で解答できる問題が,少なからず含まれる。これらの問題は確実に得点することが大切である。用語や代表的な実験は整理して,正確に覚えておこう。
京都大の問題は実験考察問題が中心である。実験結果から何がわかるのか,正確に分析できるようにしておこう。まずは,歴史的な実験(発生ならシュペーマンなど)について,実験結果と結論の関係を理解すること。それができたら,過去の京都大の問題や他の大学の入試問題などで訓練していこう。
比較的長い解答の論述問題が多いので,短時間に自分の考えをまとめる力が必要である。まずは,短めの知識論述問題(例えば,原核細胞の特徴を50字以内でまとめる)を,問題集などで特訓しよう。その後,字数を増やして文章を書くことに慣れてから,実験考察問題の論述にとりかかろう。
京都大では,生物のしくみや知識を問うだけではなく,そのしくみや構造が何のためにあるのか,どのように適応しているかなど,生物学の根本を問う問題が多い。このことを意識して学習に取り組みたい。
進研ゼミ東大特講・京大特講による、東京大・京都大をめざす高校生のための情報サイト。合格した先輩の学習法・体験談・メッセージや大学の情報などを掲載中。