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創立以来引き継がれる「自由な学風」。 本物の自由の下で学問をとことん追求できる京大生活の情報をお届けします。
2008.12.10
京大ならではの柔軟な発想に基づく 「なんでもあり」の総合的な学部
文化環境学系 安藤 孝憲さん ※所属については、2008年時点のものです。
■やりたい学問を、何か一つには限定できなかった
理系でもあり、文系でもある学部。 そして、心理や政治、経済、物質や自然環境など 人間とかかわっているものであれば何を勉強してもいい、 という不思議な学部が京都大学総合人間学部です。 高校生の時に「大学で○○を学ぶ」というビジョンが全くなく、 そのうえ国語と歴史が好きだけど、得意な科目は数学で、 生物にも興味があるという僕にとっては、ぴったりの学部だと思いました。 「やりたいこと」と「できること」の間で、 自分が心から「これだ!」と思えるものを探すための時間が4年、 与えられるという感覚だったのです。
■体系にとらわれず、自由なテーマを研究
総合人間学部には5つの系があり、2回生になるときに専攻を決めます。 それぞれ「人間科学系」「認知情報学系」「国際文明学系」 「文化環境学系」「自然科学系」という名前なのですが、 正直、この抽象的な名称を聞いただけでは、 実際に何をやっているのかわかりづらいかもしれません(笑)。 あえて言えば、 「専門性」ではなくて「総合性」が学部の一番の特徴だと思います。 僕の専攻は文化環境学系ですが、 総合人間学部には副専攻制度というものがあって、自分が所属する学系(主専攻)以外に特定の学系(副専攻)の授業を受けることができます。 これにより、広い視野と横断的な知識を身につけることができるというわけです。
■得たものは多岐にわたる知識と好奇心
「近現代民族移動論」という講義で、 ヨーロッパのキリスト教布教活動や植民地政策が現代に どんな影響を残しているかというテーマの回がありました。 この講義では異なる文化や文明の接触がどんな意味を持つのかという問題を、 自分が生きている文明や世界を意識しながらとらえていきます。 「京都」と「キリスト教」なんて、普通並べられたりしないし、 多くの人はそこにつながりを見いださないでしょうが、歴史的に見ると、 現在でも両者は深いつながりがあります。 思いがけないところに、考えもつかない接触点を見いだした時はとても楽しい。 今学んでいる学問分野が、 直接有効に活用されるような職種はまずないでしょうし、 僕自身も手段としての学問を求めてこの学部を選んだわけではありません。 でも、ここで培った多岐にわたる知識と好奇心は、将来に生かしたいと考えています。
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