
塾で英作文には取り組んでいたが、「講師が書いたフレーズをできる限り多く暗記して、蓄えた知識の中から適切なものを選んで書く」という方法を教えられていた。しかし「この方法だけを続けていっても東大入試の自由英作文で得点を稼げるようにはならない」と思い、自分でほかの勉強法を探し始めることに。いろいろな参考書とも比較したうえで『東大自由英作文講座』を選んだのは、最も東大自由英作文に特化している教材だと思えたから。また、「解答や解答を導くまでのプロセスが複数載っている」「解説が詳しい」「添削をしてくれる」という点にも惹かれた。カリキュラムに従って順番通りに取り組むうちに、「これをやり遂げれば、東大英作文の対策は万全になる」と感じた。それは、<要点メモ>がとても効率的な解法であり、厳選された良問だけに絞られテキストが作られていたから。返却された「添削課題」にもかなり細かい添削がされていたので参考になった。時間を見つけては何度も解き直し、<要点メモ>への理解がより深まったと思う。
最も驚いたのは「添削課題に対するアドバイスの細かさ」。たとえ高得点でも、「ただの正誤判断」だけではなく、僕の解答に至るまでの過程を理解してくれ、それに応じて「さらに上をめざすための解答例やアドバイス」までしてくれた。『東大自由英作文講座』をやり終えたとき、僕は「東大自由英作文で出題されるであろう、すべての問題形式に対応できるようになった」という自信がついただけでなく、「日本語でメモをつくり、書くべきことを確定させたうえで、文法的・語法的に自信のある語彙・構文だけを使い、簡単でもいいから正確な英語で表現する」という解法に慣れていた。このことにより正確な英文が書けるようになるだけでなく、英作文にかける時間を大幅に短縮できるようになった。
数学は苦手。東大特講『東大数学講座』は解答方針や思考過程から説明してもらえてわかりやすく、解けるようになると思って受講。塾での説明をただ聞いても解ける気がしなかったが、この講座で類題からステップアップし、<思考技法>が身についてくるにつれ、東大の過去問も解けるようになり、解くのが楽しくなった。受講後は、小さいことも書きもらさず、減点されないような答案を作ることができるようになった。それまでは、難しい問題はすぐにあきらめてしまっていたが、<思考技法>を身につけてからはいろいろな解法を試してみるようになり、結果的に数学に対する理解が深まった。
この講座で最初に学んだのは、今までの自己流では根拠がなかった解答の導き方を、いかに論理的にするかという方法。問題文の読み方(解釈)においては、設問にされている傍線部の意味をよく考えるようになった。傍線部はそれまでの段落の流れをつかんでいないと、どういうことを言っているのか読み違えることがよくある。「一つひとつの言葉が、具体的に何を指しているのか」を正確に把握しながら読む癖をつけた。また、解答の書き方(発信)においても、なんとなく感じたことを書いていた以前の書き方から、論理的に根拠を示しつつ書くという方法に変えた。解釈・構築・発信の各段階で<自己発問>で考える小問が設定されていることにより、これらの力を身につけることができた。
東大では国語の現代文、英語の英作文をはじめ、高度な記述解答力が求められる。この力を身につけるには、添削課題による客観的な指導が不可欠。特に国語の記述が苦手だった僕は、「添削課題」にクオリティーを求め、『東大現代文講座』を選んだ。あわせてとった『東大自由英作文講座』とともに、どちらも日を決めて1日1章のペースでじっくりと解いた。1冊が終わるごとに必ず「添削課題」を提出した。苦手な分すらすらとはいかなかったが、解説が詳しいから、納得しながら進めていけた。添削課題は、返却されてからの復習にも力を入れた。解答を見て、もう一度問題を見て、文章の読み方にまで立ち戻って復習した。受講前までは、傍線部の周辺の言葉を抜き出して適当につなぎ合わせただけの「得点にならない解答」を書いていたが、この講座で<自己発問>を繰り返すうち、文章全体の論理の展開、これまであいまいでつかめなかった文章のポイントがクリアになってきて、さらに「添削課題」で自分では気づかない思考のミスをつぶしていくことで、的を射た解答が書けるようになった。
※『東大物理講座』『京大物理講座』は2008年8月発刊です。
そのため、こちらの体験記は、物理が2次試験受験科目だった合格者に
本講座に取り組んでもらった感想を、編集部がまとめたものになっています。
東大の物理は、ぱっと見た感じ「何これ?」と思ってしまう、初めて見るような問題が多い。そのごちゃごちゃした状態を、基本に戻って分析し、ひも解いていくと答えが出るように思う。だから、この<原理帰着>という基本への立ち戻り方を学び、問題をひも解くことに主眼を置いた内容は、東大物理の対策法として納得がいくもの。丁寧な解説のもと、かなり有効な東大物理の対策ができると思う。また、『東大物理講座』は良問が揃っていて、<原理帰着>のためのいろんな考え方を1問から学ぶことができるようになっている点でも、よいと思う。
「理論化学」の分野は、東大入試の独自性が非常に高く、難解。僕には「理論化学の計算問題」に対して苦手意識があったため、『東大化学講座』の第1回に繰り返し取り組んだ。何度も繰り返すことで、<類似点発見>の視点での解答へのプロセスが確実に定着していった気がする。また、8月に受けた東大型模試で、解答が欄からはみ出たことがあったので、本講座の「答案用紙にこうまとめよう」という解答のまとめ方のアドバイスが参考になった。それを見てトレーニングを行うなど、受験対策にどんどん役立てていった。
400字以上の大論述の対策は、他の参考書ではほとんど扱っておらず、扱っていたとしても事実の羅列のような論述で、東大特有の幅広い視点からの論述の対策にはならなかったため、『東大世界史講座』を受講した。受講前は何から手をつければよいのか全くわからず、指定用語と歴史的事実を年代順に並べているだけの答案しか書けなかった。しかし受講後は、問題文や指定語句が提示された後、まずグルーピングする段階が勝負のしどころとわかったので、教科書を読んだり用語集を見るときも、出来事や人物の年代、地域、歴史的意味などを常に考え、さらにそれらの全体的な関連を意識するようになった。この<ベクトル的視点>を学んだあとは、歴史を大きく見ることができ、論述も整ったものになった。
『東大世界史講座』で学ぶ、「指定語句」や「問題文中のキーワード」から関連用語を導きだして、それらを視覚的に整理する「ベクトルカード」は、非常に合理的なものだと思う。整理したポイントにそれぞれ字数を割り振ってから解答を書いていくと、「解答にどれだけのポイントを入れればよいのか」ということがわかり、徐々に「問題文はどれだけのポイントを求めているのか」も推測できるようになるので、出題者の意図を押さえた解答が書けるようになった。
僕の場合、全科目において東大型の問題の演習が不足していたことに加え、自分の実力がどれほどの点が取れるレベルにあるのかわからなかったので、採点基準が詳しいこの講座の受講を決定。また、形式が東大と同じような問題は他にもあるが、『予想問演習/東大文系』は問題のレベルや質がはるかに高いと前年の問題を解いて思ったことも、受講の決定を後押しした。この講座に取り組んだことにより、時間配分など本番に向けてイメージが固まった。また、明確で詳しい採点基準のおかげで、何となく解答を作るのではなく、ポイントとなる部分から解答の根幹を形づくり、そのあとに重要度の高いものを加えていく方法が身についた。このおかげで、時間を無駄にすることがなくなっただけでなく、適切な解答を作ることができるようになった。
とにかく2次試験の科目を1セットにして問題を解きたいと思っていた。過去問は見たことのある問題が含まれるが、『予想問演習』であれば初見の問題に臨んでの実力を測ることができると感じたため受講した。東大入試は記述量が多く、特に理科は解答用紙が独特なのでそれに慣れておく必要がある。『予想問演習』は、問題も解答用紙も本番に即したものになっているので、本番の形式に慣れることができた点でも役立った。解答用紙はコピーを取り、直前期には問題集の問題もそこに解答して演習を積んだ。解説も詳しく、プラスアルファとして載せられていた問題の発展的応用や、背景にある本質的現象の解説は、非常に得るところが大きかった。